理想と現実

木楽家 代表の加藤です。
今回は「理想と現実」についてお伝えします。

私たち住宅会社は、できる限りお客様のご希望を叶えたいと思っているのですが、常に私たちの前に立ちはだかる壁は理想と現実のギャップです。
つまり、ご希望を叶えてあげたいと思う反面、ローン返済や家計のことを考えるとそういう訳にもいかない場面に直面します。

ネットを開けば、新しい情報がたくさんあり、建てる家の価格はどんどん高くなっていくし、それに加え、物価高騰や電気代も上がってきています。
それに逆行するように手取りの金額は減ってきているというのが現実です。

今回は家のコストを増やさない方法についてお伝えします。
家のコストを増やさない方法は、「家のサイズを抑える」ということです。
1坪増えればそれだけ、金額が上がってきます。
単純に坪いくら上がるといっても、裏には隠れた数字があることを忘れてはいけません。
例えば坪60万といっても、それにかかる消費税、固定資産税、電気代なども将来的に潜んでいます。

家のサイズを抑えるために具体的にどういった方法をとったら良いでしょう。
もちろん暮らしやすさ、居心地の良さなどが損なわれては意味がないので。
それらを失わないように実現するのが大前提です。

まずは無くても良いものを考えましょう。
本当にそれが必要かどうか考えてください。

廊下

例えば「広い廊下」
廊下が広ければ、その分光熱費も上がり、ドアやスイッチ、コンセントも増えたりします。

その他にもいろいろあると思いますが、本当に自分たちに必要な部屋かどうか、考えてみることが大事だと思います。

株式会社 木楽家 代表 加藤

住宅補助金

補助金

代表の加藤です。
2024年度の住宅補助金が発表されました。
令和5年度に住宅購入を促進するための「こどもエコすまい支援事業」が行われました。
こちらはすでに9月時点で予算に達しており、補助金は終了しています。

新たに発表された補正予算案は住宅省エネ2024キャンペーンの一環として、同支援事業の後継事業として発表されました。

今年度に引き続き、昨今の物価高騰の影響を受けやすい子育て世代・若夫婦世帯が一定レベルの省エネ性能持った新築・リフォームに対して補助することを目的としています。
国は、省エネ住宅が普及することで、2050年のカーボンニュートラルの実現を目指しています。

補助対象となる方は下記のいずれかの方になります。
①子育て世代:18歳未満の子を有する世帯。
②若夫婦世帯:夫婦いずれかが39歳以下の世帯

つまり、
◆夫35歳、妻42歳、子供なし⇒〇
◆夫43歳、妻45歳、子供1人(3歳)⇒〇
◆夫42歳、妻41歳、子供なし⇒✕
となります。

次に対象となる住宅(新築)は下記の2つになります。
①長期優良住宅⇒100万円
②ZEH住宅⇒80万円

実際にいつから補助金が受けられるかというと、
令和5年11月2日以降に工事着手した物件が対象になります。
交付申請期限が来年の12月末までとなっておりますが、予算が上限に達した時点で終了になります。
今年度も9月には予算上限に達していますので、あまりのんびりしていると補助金が受けられなくなるのでご注意ください。

今回は、住宅支援補助金についてお伝えしました。
これら新築やリフォームを検討している方は、是非この補助金を活用しましょう。

株式会社 木楽家 代表 加藤

マイホームの価値 賃貸と比べて

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代表の加藤です。
今回はマイホームの価値についてお伝えします。

マイホームと賃貸どちらが良いのか?という疑問があるかと思います。
単純に金銭的のことだけで言えば、賃貸の方が楽です。

現在の建築費は、資材が値上がりしているため、確実に賃貸で支払っている費用より負担が増えています。
賃貸の家賃は、駐車場も含め毎月8万円前後ですね。
マイホームを持てば、固定資産税も必要になるし、
年数が経てば、メンテナンス費も必要になります。

そんなわけで、単純に「賃貸の方が良い!」となる訳なんですが。
個人的には、賃貸より負担があってもマイホームが良いと思っています。
今回は、その価値についてお伝えしていきたいと思います。

まずお伝えするのは、マイホームと賃貸とでは暮らしの「質」が全く違います。
例えば、音の問題。
賃貸では常に隣や上下階の住人に対して、音の配慮をしなければいけません。
マイホームは、そこまで心配はないですね。

古い賃貸の場合は、結露に悩まされることもあります。
現在のマイホームは、断熱、気密性に優れているため、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせます。

子供たちを外で遊ばせたいと思っても、賃貸では、そう気軽にできないという悩みもあるのではないでしょうか。
マイホームでしたら、プライベートな庭ができるので、子供たちものびのび遊ぶことができますね。

他にも収納が少ないことによって家が片付かないという悩みがあったり、部屋が少ない、狭いといった悩みもあるのではないでしょうか。
間取りを自由にできるマイホームなら、その悩みも解決できるでしょう。

このように暮らしの「質」が賃貸よりも良いマイホームですが、これ以外にもマイホームしかできないことがあります。

それは太陽光発電が設置できる唯一の手段が、マイホームだということです。
賃貸では太陽光や蓄電池、電気自動車の充電コンセントも自由に付けられません。

今後、ますます電気料金が値上がりする可能性が高く、そうなれば、ローンとダブルで家計を圧迫する要因が電気料金です。
電気料金はローンと違い、支払いに終わりがありません。


以上、マイホームを持つかどうか悩んでいる方は、参考にしてみてください。

株式会社 木楽家 代表 加藤

電気料金

電気料金

木楽家 代表の加藤です。
今回は「電気料金」についてお伝えします。
一般的な電気料金のプランには「燃料調整費」というものが含まれています。
この燃料調整費の上限が撤廃されたことによって、電気料金が値上がりしてきました。

電気料金(電気)は、いつか終わる住宅ローンと違い、生きている間ずっと必要になります。

電気料金を抑えるためには、家の性能(断熱性能や気密)を高くする、と思われがちですが。
家庭の電気料金の中で、冷暖房が占める割合は、年間で30%ぐらいです。(国が発表しているデータ参照)
家を高性能にしても、電気料金がゼロにはならないです。
家の高性能化は電気料金対策ではなく、より快適な暮らしをコストアップすることなく手に入れる手段だと思います。

電気料金に対処するためには、「太陽光発電の設置」を推奨します。

太陽光については、ネガティブな考えもありますが、間違った認識もあると思います。
①パネルが長持ちしない。
 パネルの出力保障については、メーカーは25年という長い保証期間が付いています。
 パネルの故障というよりは、パワーコンディショナーの故障の方が、早いとは思います。
 
②元がとれない(採算が合わない)
 過去、買取価格が42~48円だった時代もありました。 
 現在は、余った電気を売って儲けるのではなく、高騰していく電気料金を電力会社から買わないことによって、手元の資金の流出を防ぐ、という認識の方が正しいかと思います。

これから先は「蓄電池」も設置した方が、良い時代に来ています。
発電しない夜間も電力会社から電気を買う必要がなくなります。

現在の世界の動きをみていると、電気の製造コストは上がっていく一方であり、家計の負担は上がり続けていきます。

ローン選びにしろ、電気料金の対策にしろ、家づくりをする時にはよく情報を入れてから進めていきましょう。


株式会社 木楽家 代表 加藤